武藤はシリーズランキングでも独走に。(Photo:FDO)
『武藤、余裕の3勝目』 心配された雨は上がり曇天ながらドライコンディションとなった鈴鹿サーキットで、 シリーズ第5戦決勝レースが行われた。ポールポジションは武藤英紀、2番手に友森雄 一、3番手に高崎保浩、以下安田裕のぶ、平出英敏、岡本章平と並んだ。スタートの 瞬間、武藤、友森ともに見事な加速を見せたが、高崎は出遅れ、第1コーナーまでに 安田が先行した。 武藤は2位以下を見る見る引き離し、1周で1秒705先行して独走状態へ持ち込んだ。 その後方では友森、安田、高崎、平出が一群となって2位争いに入ったが、平出は2周 目のデグナーでオーバーランして順位を落とした。武藤は周回毎にペースの上がらな い2位友森との間隔を広げ、友森、安田、高崎による2位集団が出来上がった。その後 方少し離れて岡本と坂本祐也の2車が5位を争う格闘に入った。 武藤は2周目に3秒041、3周目に4秒218と1周につき1秒以上のペースで後続を振り 切っていく。後方の2位集団は、安田が2位進出を狙って友森に攻めかかるがわずかに 及ばず高崎も安田に仕掛けることができないまま、テールトゥノーズの戦いとなった。 一方、岡本と坂本の5位争いも接近戦となり、坂本は繰り返し岡本のスキを突くそぶ りを見せたが、順位を入れ替えるには至らない。 結局、武藤は11周のレースで2位友森に9秒752の差をつけて悠々と逃げ切り、今季3 勝目を挙げた。また2位には友森、3位には安田が入賞した。 詳しくは公式サイトへ。http://www.f-dream.gr.jp