2000年6月25日
本田技研工業株式会社
広 報 部
JGTC2000 “JAPAN GT FESTIVAL IN MALAYSIA”
決勝<6月25日(日)>
HONDA NSX-GT 2-3位表彰台獲得!
全5台完走で高い信頼性を証明
○開催日 :2000年6月25日(日)
○開催地 :セパン・インターナショナルサーキット(コース全長:5.543km)
○決勝レース :54周(約299.322km)
○天 候 :晴れ
○気 温 :28℃(13:30)
○路面温度 :34℃
○コースコンディション :ドライ
○観客数 :30,460人(主催者発表)
N-GT規定車両による初の海外レース「ジャパンGTフェスティバル・イン・マ
レーシア」は、6月25日マレーシア・セパンF1サーキットで決勝レース(1周:
5.543km x 54周)が開催され、TAKATA無限NSXに乗る脇阪寿一/金石勝智
組がポールポジションから好スタートを切りトップに立ち、そのまま周回を重ねたが、
レース終盤に入った40周目、第11コーナーで痛恨のオーバーラン。順位を2位に
下げそのままチェッカーフラッグを受けた。また3位にはMobil1NSXに乗る伊藤大輔、
D.シュワガー組が入った。優勝は、Castrol NISMO
GT-Rに乗る片山右京、M.クルム組だった。
●HONDA NSX出場チームと戦績
No. マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー H.W 予選 決勝
8 ARTA NSX AUTOBACS RACING 鈴木亜久里 鈴木亜久里 8位 5位
TEAM AGURI 土屋 圭市
16 Castrol 無限 NSX 無限 熊倉 淳一 中子 修 30 2位 10位
×童夢プロジェクト 道上 龍
18 TAKATA 童夢 NSX 脇阪 寿一 50 P.P. 2位
金石 勝智
64 Mobil 1 NSX Mobil1 中嶋 悟 伊藤 大輔 5位 3位
Nakajima Racing D.シュワガー
100 RAYBRIG NSX チーム国光 高橋 国光 飯田 章 13位 6位
with MOONCRAFT 服部 尚貴
※タイヤ=全車ブリヂストン HW=ハンディウェイト(単位:kg)
○決勝レース 6月25日(日)
14:06~ (54ラップ)
お昼過ぎに断続的に降るスコールで天候が心配されたが、強い日差しが回復。14時06
分にスタートが切られた。飛び出したのはポールポジションの脇阪寿一選手(TAKATA
童夢 NSX)。2周目には予選5番手のドミニク・シュワガー選手(Mobil 1
SX)が2位に浮上。早くもNSXが1-2体制を築く。4位には鈴木亜久里選手(ARTA
NSX)、5位に中子修選手(Castrol 無限
NSX)が走行。しかし、中子選手は10周目にスピンしコースアウト。レースには復帰
するものの、大幅に順位を落としてしまう。鈴木選手はスタートのフライング判定に
より、10周目終了時点でピットイン。10秒間ピット出口ストップのペナルティを受け
12周目の時点で10番手まで順位を下げる。一方、1-2体制で走行する脇阪選手とシュ
ワガー選手は順調に3位以下との差を広げる。28周目に、まずシュワガー選手がドラ
イバー交代のためピットインするものの、ピット作業でタイムをロス。続いて脇阪選
手が29周目にピットイン。金石勝智選手に交代しコースに復帰。各車ピットインの間
に3番手まで浮上した飯田章選手(RAYBRIG
NSX)は29周目終了時点でドライバー交代を行なった。その後、順調にトップを走行
していたかに見える金石選手だったが、思うようにペースが上がらず、40周目でM.ク
ルム(Castrol NISMO
GT-R)にトップを奪われてしまう。その後、金石選手は粘り強い走りをみせゴールま
で2位を死守。3位にはピット作業のタイムロスから激しい追い上げをみせた伊藤選手
(Mobil 1 NSX)が入り、鈴木/土屋組(ARTA
NSX)が5位。飯田/服部組は6位。コースアウトから再スタートした中子/道上組は10
位まで追い上げチェッカーを受けた。これにより、NSX勢は今シーズンのGTレース全
戦で表彰台を獲得し、シーズン中盤に突入する全日本GT選手権の初タイトル獲得に向
けて貴重な経験を積むことができたレースとなった。
2位 TAKATA 童夢 NSX
○脇阪寿一(Juichi Wakisaka)選手
こんなレースもあるのですね。トップで金石さんにバトンタッチした時は完璧だった
のですが…。金石さんもあのトラブルが無ければ絶対にトップでチェッカーを受けて
たと思うし、残念ですけどしょうがないという気持ちです。次の全日本GT選手権では
ぜひ優勝したいですね。
○金石勝智(Katsutomo Kaneishi)選手
クールスーツ(体温の上昇冷却して抑える装置)のトラブルで、途中から意識が朦朧
として、2位のチェッカーを受けるのがやっとの状態になってしまいました。でも、
このサーキットに来てくれたマレーシアのお客さんのあたたかい声援には感動しまし
た。レース後の表彰台でもフラフラの状態でしたが盛り上がりが凄くて本当に嬉しか
ったです。またこのサーキットでレースをしたいですね。
提供:本田技研工業株式会社 広報部
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