年末恒例のモータースポーツファン感謝イベントとして16日、ホンダは今年も本社のウェルカムプラザ青山にてHonda Motorsports Thanks Fair 2007を開催した。
4輪レースからはSUPER GTチャンピオンの伊藤大輔、フォーミュラ・ニッポンで惜しくもチャンピオンを逃した小暮卓史の2名が参加。寒い中、午前10時から配布される先着200名の着席整理券を入手するために午前4時から並ぶファンが出るほどの盛況ぶり。2輪、4輪レースとも経験のある宮城光とホンダスマイルによる司会でファンと選手の質問コーナーなどもあり、会場は大いに盛り上がった。
最後に、プレゼントの抽選会、選手とのフォトセッションと握手会が開催された。また、予定に無かったサイン会などもあり、ファンに取っては身近に有名ドライバーと接することが出来る嬉しいクリスマスプレゼントとなったようだ。
質問コーナーでの主なやりとりは以下のとおり。
伊藤大輔
--今年印象に残ったことは?
「やっぱり、SUPER GTでチャンピオン獲ったことですね。でも、チャンピオンを意識し始めたもてぎでポイント取れなかったにもある意味印象に残っています。チームには無理するなと言われてたけど、オーバーテイクするなとは言われてなかったので」
--100キロの重りを積んでいながら何故あんなに速く走れたのですか?
「シーズン当初から100キロ積んだ状態でのテストを重ねてきて、その状態でのセッティングが出来上がっていたからです」
小暮卓史
--今年印象に残ったことは?
「F1マシンをドライブしたことです。パドルクラッチは足クラッチのように感触があるわけじゃなく、まるでゲーム機を操っているような感触なのでクラッチのタイミングが難しかったです。ピットレーンを走る時は初心者ドライバーのようになってしまいました。エンジンのパワーはVTECエンジンが5個付いてるみたいでしたね。エンジン音は、エンジンが吠えるってこういうことを言うんだと思いました。高速コーナーでのダウンフォースはFポンの3倍くらいある感じでした」
--鈴鹿1000kmでのクラッシュについて
「クラッシュ直後からずっと記憶があやふやで、ハッと我に返ったのが翌日で、東名高速を運転中でした。当日も関係者と色々会話をしていたんですが、あまり記憶にないんです」
まとめ: Yoshinori OHNISHI / 情報提供 & Photo: K.T